カテゴリー: セキュリティを考える

WindowsXP「最終パッチ」を提供後サポート終了

2014年4月9日にWindowsXPとOffice2003がサポート対象から外れました。

マイクロソフト(以下MS)は、今回の「最終パッチ(不具合修正ソフト)」を提供後、今後、XP等のサポート外ソフトについてこの先どんな「最悪な不具合」が起きても対応しない事になります。

なお、こちらで暫定的な対応策のMicrosoft Fix it 51010「RTFを開いたり編集をできなくする」を適応した方は最終パッチ適用後Microsoft Fix it 51011「上記の修正を元に戻す」の適用を勧めている様です。

存在の大きさと影響の大きさ

今回、XPサポート終了がメディアで大きく報じられましたが、たかがOSサポートの終了でここまでニュースになるなんて事は過去のWindowsバージョンでは記憶にありません。

それだけ浸透してしまったOSであり、特に中小企業や官公庁など対応が遅れている、もしくは使い続ける所もある様なので影響が懸念されています。

今後XPの脆弱性が明らかになった場合、MSは当然サポート外とし、なんの脆弱性かも明らかにしないそうなので、影響が出るのが「一週間後か」「一ヶ月後か」検討もつきませんが、ネットに繋いでいる限りなんらかの影響は必ず現れるはずです。

また、ネットに繋いでいなくてもメディア間(USB)などで思わぬ落とし穴に引っかかる可能性も否定できません。

参考リンク

・WindowsXP「最終パッチ」公開へ(ITPROより)

・2014年前半にサポート対象外となる製品(MSサポートサイトより)

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セキュリティベンダーが警告「XP終了後の問題」

今回はサポート終了が近いWindowsXP唯一の助け船???であるセキュリティベンダーの手厳しい一面を書いてみたいと思います。

では本題です

WindowsXP(以下XP)もいよいよサポート期限がせまりマイクロソフト(以下MS)だけではなく、セキュリティベンダーもピリピリしてきた模様です。セキュリティベンダーとは(IT用語辞典バイナリより)

セキュリティベンダーの対応

XPが終了後もほとんどのメーカーが一定期間サポートを約束しており、MSのMicrosoft Security Essentialsも例外ではないようです。

しかし気をつけて頂きたいのは、参考リンクにも書いてありますがセキュリティベンダーが対応できるのは、ウイルスの外部侵入監視をする事が精いっぱいで、サポートの終わった後、崩れ去るパソコンの面倒まで見きれないと警告してます。

それはそうでしょう、MSからのセキュリティパッチが配布されなくなると言う事は家で例えれば、管理人の居ないマンションや、メンテナンス業者が去った見捨てられた家(パソコン)となります。

外からの攻撃を受け放題で、穴だらけになって警備員(セキュリティソフト)が居ても直してくれる人が居ない状態になる訳です。

セキュリティベンダーは間に合わないと言うのは怠慢と最後に厳しく述べています。

MSの対応

これは当ブログ記事「WindowsXPを使い続けて平気なのか」も参考にしてほしいのですが、元々XP自体サポートがこんなに長くなかったはずなのです。

WindowsVista開発の遅れからの苦渋の延期サポートだったと思います。

MSはXPサポート打ち切り宣言から、多方面で移行サポートを行ってきました。

それが不十分だったと言えばそれまでですが、十年以上も現役で活躍してきており、MS側でセキュリティパッチを公開しつつもXPのソフトウェア側がすでに限界だったのかもしれません。

MSを擁護するつもりはありませんが、Windows7以降はセキュリティーが確かに強固になりました。
(Windows7はXPの10倍と言われています)

セキュリティベンダーの対応(一部)

・トレンドマイクロ(サポート終了後のウイルスバスターの対応)

・Microsoft Security Essentialsも2015年7月14日まで提供(窓の杜ニュースより)

参考リンク

・セキュリティベンダーが警告「XP終了後の問題」(ITPROより)

*****     まとめ     *****
  • 個人レベルでそれでも使うと言う方
    セキュリティには充分に気をつけて、サポート終了後ウイルスの温床にならない様に気をつけてください。
  • 企業レベルで移行が間に合わない方
    コスト面や、独自開発問題など色々抱えているとは思いますが、アンチウイルスソフトのサポートが続いても限界はあります。
    パソコンソフトの脆弱が大きくならない内に移行の前倒しをお勧めします。
    ネットに繋がっていると、思わぬ所で顧客に迷惑をかけたりしかねません。
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WindowsXPから乗り換える際のハードルとは

WindowsXPのサポート期間も残り2カ月あまりとなり乗り換えのニュースやキャンペーンをあちこちで見かける様になりました。

管理人も乗り換えて1年あまりですが、移行の際に苦労した事を絞り込み書いてみたいと思います。

では本題です

メール移行問題

Outlook Express(OE)をメインで使っていましたが、Windows7以降ではサポートしていません。

そもそもOE自体Ver6でサポートは終了していましたので後継とされているWindowsLiveメールをとりあえず使ってみました。

ファイル管理の違い

アカウント(メールアドレス情報など)が一括管理であれば面倒がないのですが、WindowsLiveメールを含め、最近のメーラーはアカウントひとつに対して管理ファイルがひとつづつありますので、アカウント情報が複数あるとそれだけ設定やファイル数が増えるので大変です。

なおかつ、移行の際に発生したエンコードによる文字化けが深刻で、文字化けした大事なメールをXPのパソコンから転送し直すというばかばかしい作業に追われ時間をつぶしてしまいました。

ルールの問題

これは適用していればの話ですが、要はメールの振り分け作業です。
(重要なメールがひとつの受信箱に溜まり、大事な情報を逃さない為の設定になります)

OEはルール作成ができるのに、バックアップに対応していないという訳のわからない仕様になっています。

バックアップしたい場合はマイクロソフトサポートでも説明が公開されていますが、レジストリを触る必要があります。

管理人もバックアップを取っていましたが、レジストリを触る際は細心の注意が必要で、なおかつ、バックアップしたルールが新しい環境に適用される保証はありません。 (注意点として、レジストリを触った事によるPCの不具合は自己責任です)

ルール関連リンク

・マイクロソフトサポートより

・Outlook Expressのルールバックアップ方法(@IT:Windows TIPSより)

そんなこんなで、現在はファイルを一括管理できるメーラーを使用しています。

外付けHDDの管理者権限問題

当ブログでも「Windows7にWindowsXPで使用した外付けHDDを使う」で紹介しましたがセキュリティが強化された分、管理者権限も厳しくなりました。

良い事ですが、外付けHDDの管理者権限には最初戸惑いました。

なお、エクスプローラーがたまに落ちるのはどうやらバグ(不具合)の様で今回の件とは関係ないようです。(迷惑な話ですが)

旧式ハード・ソフトのドライバー問題

こちらも当ブログ記事「Windows7ProでLBP-350を動作させる」「ホームページビルダーをwindows7で動かす」などで紹介してきました。

使用環境にもよりますが、よほど古いOS(Windows98とか)でなく、WindowsXPのドライバーが提供されていればどうにか動いてくれると思います。

参考サイト

・サポート終了まで70日を切るWindowsXPと継続利用のリスク(マイナビニュースより)

*****     まとめ     *****
  • メールの問題
    無料のもの、有料のものと色々ありますが、OEなど使用している場合は無難にWindowsLiveメールで良いと思います。
    MojillaFirefoxで有名な「Thunderbird(サンダーバード)」も人気がありますが管理するファイル形式が違う為、
    OEだけしか使用経験がないとなれるまで時間が必要かも知れません。

    メーラーはセキュリティー強度が高くても、ユーザー側に問題があればどれを使用しても同じですので、自分にとって使いやすいものをお勧めします。
    (エンコードによる文字化けは、どのメーラーでもおこる可能性があります)
    また、Webメールをメインで使用していれば、移行後も問題は生じない為こちらをメインで使用される方も少なくない様です。

  • 外付けHDDの問題
    使用していなければ問題はありません。また、USBメモリは管理者権限変更の必要はありません。
  • ハード・ソフトのドライバーの問題
    よほど古いものを使用していなければ問題ないと思います。XPのドライバーでほぼ代用は効きます。

WindowsXPからの乗り換えはマイクロソフトのサポートが他のOSと比べ長かった為に個人、法人も含め、今後もかなり問題となってくると思います。

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契約辞退で問題山積み「マイナンバー制度」

問題が大きすぎてパソコン豆知識のカテゴリには当てはまらないと思いますが、予定通り進めば2年後の2016年にすべての国民に当てはまりますので書いておきます。

では本題です

本格開発の前に辞退

開発はとにかく「お金」と「人材」が沢山要ります。

それも「国の根幹となるシステム」である為、なおさら優秀な人材が必要です。

下記参照リンク先の記事によれば、当初「NTTコムウェア」が落札したが直前に辞退されそして今回、再入札となってしまった様です。

辞退の理由は記載していませんが、恐らく「開発期間の短さ」「人材確保不足」「予算の折り合いがつかない」などが推測できますが、あくまで推測です。再入札の候補は「NEC」「富士ソフト」らしいですが個人的な希望では「NEC」に落札してほしいですね。官公庁関連のノウハウもあるはずですので。

「富士ソフト」でも良いですが、開発ソフトの質が若干違う気がしますのでもし落札したら、質の良い開発をお願いします。

住民基本台帳(住基ネット)はどこへいった

これができた時も抵抗がありましたが、こちらにも膨大な予算がかかった記憶がありますので、素人考えでは初めからこちらに連動すれば良かったんじゃないかと思いますが。

そもそも、住民基本台帳は身分証明書くらいの役割しかなく、免許証をお持ちであれば必要ないと思います。

マイナンバー制度とは

簡単に書くと、国民すべてに番号(確か12桁の数字)を割り当てて社会保障と税などを最初は管理しようというのが目的です。

この様なシステムは他国でも違う形で行われていますが、アメリカなどでは情報管理の量を広げすぎた為にトラブルになり、逆に扱う情報を絞り込んだとどこかで聞いた事があります。

メリット

氏名や住所ではなく、固有番号で一元管理分散管理できるので社会保障や税の漏れが一発で分かる。

デメリット(ありすぎて書ききれませんが以下2つに絞り込みます)

開発期間のさらなる短縮問題

2年後の運用予定で開発本番の時に再度の入札です。

国の根幹を創る訳ですから突貫工事だけはやめてほしいと思いますが、月平均残業200時間から300時間オーバーで間に合うかどうかでしょうか。

すべての開発者に上記の時間が該当するとは思いませんが、恐ろしくハードなスケジュールになる事は想像がつきます。
ただでさえ期限がせまっているのに、土壇場でのまさかの契約辞退で開発現場は地獄絵図の様になっているのが目に見えるようです。
こうなってくると、開発の際に必ず出るバグ(不具合)の存在が一番気になります。

国の根幹を支えるシステムであるだけに「万が一」なんて事は許されませんが悲しいかな、バグは必ず出てしまうものです。

今回のマイナンバー制度は、個人情報はもとより社会保障と税の情報を「番号に紐付け」する作業だと思いますが、間違えて他人の番号に自分の個人情報が割り当てられていたなんて事が万が一にでもあったらバグ以前に開発企業や国の責任問題にもなりかねませんのでもう少し余裕をもって採決、可決してほしかったです。

今後、開発に携わる方の無事を祈ります。

セキュリティーの問題

最も重要視され、国民が不安に思う所がここだと思います。

社会保障と税を管理する制度、つまりは所得がいくらあって税金を納めてますとか、年金は納めてますかとかが一発で分かる仕組みにしたい訳です。

国にとっては便利なシステムですが、悪用されると大変な事になります。

なにせ、12桁ごときの番号で管理しようと言う訳ですからたとえ暗号化されていたとしても、番号が流失したら個人情報流失どころではなく 気づいたら、積み立てた年金が引き出されていたなんて事も最悪考えなくてはなりません。

こういった懸念をふまえてか、他国の事例を元に最初は扱う情報を最小限にする様ですが不安や問題点はつきません。
住民基本台帳でもなにかしら問題がありますので番号管理なんかではセキュリティーを相当強化してもどこかで問題が生じるでしょう。

参考リンク

・契約辞退で再入札(ITproより)

・他国の国民総背番号制

・住民基本台帳カードとは(住民基本台帳カード総合情報サイトより)

*****     まとめ     *****

  • 今のところデメリットしか浮かびませんが、 今回の契約辞退でさらに開発スケジュールは誰が見ても悪化しました。
  • 社会保障と税を分散管理一元管理できる事は国のメリットであり一国民には住民基本台帳で充分です。
  • 2年後の2016年に予定通り無事にシステムが稼働しマイナンバーが割り当てられたら、
    それは「あなたの個人情報」ですのでむやみに使用せず、絶対に紛失などしない様に心に留めておいてください。
  • 致命的なバグがなく、無事に開発が終わる様に願っています。
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クラウド時代の日本語入力ソフト問題

検索サイト大手の百度(バイドゥ)で提供されている日本語入力ソフトが情報漏えいでえらい騒ぎになっています。

近年の日本語入力ソフト(IME)はクラウド化に移行しつつあり、変換候補をサーバーに置く事も珍しくなくなってきています。

以前、当ブログで紹介した「Google日本語入力を使ってみた」でGoogle日本語入力を紹介しましたが、Googleは情報送信は無いとコメントしているらしいです。

また、古くからあるATOKもこの件に関しては否定している模様です。

怖いのはキーロガー

キーロガーとは、入力情報などを監視するログの一種。

今回の問題はこれに似ており、そして悪性ウイルスと言われてもしょうが無い不具合です。

故意で無かったにせよ情報漏れはかなりあると思います。
特に会計業務など、数字業務をバンバン使用している所ではこんな恐ろしいソフトは使えませんし、使っているとしたら情報漏れが心配です。

使用用途の問題

今回の問題は、PCやスマホなど幅広く影響を受けてしまったのでかなり大きなニュースになっています。

遊びで使う分にはクラウド型でも問題ないと思います。

ですが、オフィスや個人でも「個人情報を打ち込む機会が多い場合」はクラウド型辞書の危険性は今回の件から分かりました。
クラウド型を使う場合は、メーカーへの送信機能や意見機能をOFFにするなりクラウド型を使用しないなどの対策が必要かと思います。

しかし今回は、送信機能をOFFにしてもサーバーに情報が送られていたらしいのであてにはできませんが、
「辞書選びも自己責任の時代」
という事で・・・技術が進みすぎるのもこまったものです。

参照リンク

中国百度がIME入力情報送信問題で見解を発表「Simejiはバグでログ誤送信」(ITPROより)

 

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アンチウイルスソフト2重常駐の危険性

ウイルス駆除ソフト(アンチウイルスソフト)はなにを使われているでしょうか?年末年始や、イベントが増えるにつれ、それに便乗した迷惑メールや、サイトも増えてくると思いますので注意が必要です。

では本題です

アンチウイルスソフトを複数パソコンに入れておけば検出率も上がり安全だろうと思っている方がいると思いますがむしろ危険です。
当ブログで「ウイルス駆除ソフトは無料版で十分だと思う」でアンチウイルスソフトについて少し書きましたが、
今回は競合の危険性についてです。

ウイルス駆除ソフトの常駐はひとつまで

フリーのウイルス駆除ソフトを使う方や、パソコンを新規購入した時にお試し版で入っていたのでそのままにして、違うソフトを入れたなんて事があると思いますが、ウイルス駆除ソフトも常駐していれば、機能に差はあれど外部からの監視をしている訳ですから2重常駐は危険です。

2重常駐はなぜ危険なのか

会社での仕事で例えて見ましょう

【Aさん】
この仕事はおれがやる、と重要な案件を任されたAさん。

【Bさん】
おれも手伝うよと、横やりを入れてきたBさん。

この段階で両者が喧嘩にならず、共同作業できれば問題ないと考えますが喧嘩になった場合どうでしょうか?

【Cさん】
そこへ、Cさんがこそっと乱入、んじゃおれが手柄を立ててやると重要案件をメディアで外部に持ち出して、ウイルス感染、拡散となった場合最悪の事態になりかねません。

上記は会社での架空の例ですが、ウイルス駆除ソフトの場合、2本以上常駐する事は検知率を上げるどころかソフトどうしが喧嘩になり、本来の働きをしない可能性がある為危険です。

そればかりか、ウイルス駆除ソフトどうしが競合した場合、本当にウイルスが来た時、処理の判断を遅らせる原因となりウイルスがスルーされる可能性があります。

競合の危険性(一例)

常駐型のMicrosoftSecurityEssentialsPandaCloudAntivirus(フリーソフト100より)を常駐した所に非常駐のMcAfee Security Scan Plusでスキャン (McAfee Security Scan Plusは、ウイルス駆除ソフトやファイヤーウォールが正常に機能しているか主にチェックするもので、ウイルス駆除とは程遠いものです)

アンチウイルス二重登録

基本的な対策

2本以上ウイルス駆除ソフトを入れる場合、常駐させるソフトはどれか1本に絞り、あとは、プラスアルファで予備的なスキャンとして考えていた方が無難です。

ウイルス駆除ソフトどうしを喧嘩させて、肝心のウイルスをスルーさせたのでは意味がありません。

*****     まとめ     *****
  • 年末年始にかけて、ウイルス増加期間に入ります。
    年末セール関係、年明けにはおめでとうセールなどウイルスがいろいろ出てくると思います。
  • ウイルス駆除ソフトが競合したままでは意味ありません。
    上記に書いた事でほとんどですが、常駐させても機能していなければ意味がありませんので常駐メインを1本にして、非常駐でたまにスキャンしてメインソフトの機能を補ってあげるのが理想かと思います。

ウイルス駆除ソフトも「完全なものはありません」ので有料版でも、無料版でもご自分の環境に一番合ったソフトを上手く使用していくのが年末年始に限らず、パソコンを守っていく策だと思っています。

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迷惑メールを極力受信しない(パソコン編)

迷惑メールも年々巧妙になってきており、受信したら「迷惑メールフォルダ」に入れば良いですが、消したつもりが受信トレイに残ったままの方も多いと思います。

自身も数年前まではそんなアバウト対応でやっていましたが、一日平均200件を超えるあたりからさすがに対策を始めました。

では本題です

100%排除は無理ですが、90%以上はカットできます。

現に自身が対応を講じてから一日平均5件くらいに減りました。

ブロバイダーのフィルター機能を有効活用する

家庭やオフィスでネット接続している場合、必ずブロバイダーの存在がありますのでこちらから提供されているサービスを使わない手はありません。

ブロバイダーにより価格などサービスの差はあると思いますが、ほぼオプションとして付いてきますので契約ブロバイダーのサイトを確認して是非使ってみてください。

ただ注意が必要なのは、フィルターに強度設定がある場合、あまり強く設定すると必要なメールも受信できないなんて事になりかねませんのでサービスごとに理解し、上手く使ってみる事が大事です。

フリーメールでも迷惑メールを拒否

GmailやYahoo!メールを通常のメーラーとして使用している場合はローカル側PCに受信しなければ良いのですが、転送機能などを使って家庭やオフィスのメーラーに受信設定している場合はフリーメールの迷惑メールフィルタはかなり有効です。

ポイントサイト不正登録からのメール(小遣い稼ぎサイト)

数あるポイントサイトですが、信頼の高い所はそのサイト自体が悪い訳ではありません。

こちらは登録した覚えはないのに、毎日あるいは定期的に配信されて来るメールの中にポイントサイトのメールが混じっていたりします。

いわゆる、メールアドレスを不正使用されたケースです。

受信者は、「また来たよ・・・削除しとけ」とか「悪質じゃなさそうだし、見るだけなら・・・」などの対応があると思います。

ところが、こちらが受信しただけ、もしくは、メール本文のアドレスをクリックする事で不正登録者にポイントが貯まる仕組みの悪質なものです。

数件受信した所でたいした事はありませんが、毎日こちらが受信する事で不正登録者に少しづつポイントが貯まり、商品購入のたしにされている訳です。

他人に受信させておいて、不正登録者がうはうは・・・ゆるせません即、受信拒否対策しましょう。

ポイントサイト例/対処方法(まぐまぐ編)

メールマガジンで有名な所ですが、ポイントを貯めると読めるメルマガの範囲が広がる様です。

基本メールアドレスのみで登録できてしまう為、いたずらに登録されている可能性もありますが、その点解約も簡単です。

対処方法

メール本文末尾に「解約の方は」とあるはずですので配信されてきたメールアドレスを指定して、該当メルマガを解約するだけです。
まれに、まぐまぐもどきのメールを受信する事がありますが そちらに対してはブロバイダ―などの受信拒否で対応してください。

小遣い稼ぎポイントサイト

こちらも基本ポイント制ですが、多く貯まると換金できる所が数多く、小遣い稼ぎとして使われる場合がほとんどです。

メールを受信するか、本文リンクをクリックするだけなので還元率は低いですが受信者側はいい迷惑です。

代表的なポイントサイト(新規登録で敷居が低く換金発生)

・最強ポイントサイトGetMoney!

・ライフマイル

・ネットマイル

など、まだまだありますが、新規登録が簡単な所を狙ってメールアドレスを不正入手して登録されるケースかと思います。

対処方法

こちらはちょっとやっかいです。

該当サイトへ解約に行くと、メールアドレスとパスワードが対になっておりメールアドレスだけでは解約できません。

メール等で不服申し立てを考えたりしますが、迷惑メールに問い合わせはNGが大原則ですので、基本的に受信拒否にした方が賢明です。

以上の事から2点の対処方法が考えられます。

対処方法、1

契約しているプロバイダのサービスに、メール受信拒否設定ができればそちらを使います(一番確実で手っ取り早いです)

対処方法、2

使用されているメーラーのヘッダー情報を元にブロバイダサービスや、ルーターなどでブロックする。

上記2は設定まで少し敷居が高いのと、双方ともオフィスなどでは管理者権限がないとできない事が難点です。

参考サイト

・メールヘッダの意味・見方・調べ方

*****     まとめ     *****
  • 何年も前から言われて来ていますが、怪しいメールは開かない事です。
    特に、件名がないものや、訳の分からない英文表記は論外ですので、確認などせずに即削除しましょう。
    また、HTMLメールが当たり前になってきていますが、不信なメールはウイルスが仕込まれている可能性がある為これも同様です。(大抵のメーラーはセキュリティー上、HTML表示はユーザーに託されているはずです)

    最近では、B-CASカードの勧誘メールが問題視され、購入者も処罰の対象になった事は記憶に新しいと思います。
    有料TVチャンネルが無料になる訳もなく、素人でも分かる事ですので迷惑メール対処以前に最低限の常識も必要です。

  • 近頃は小遣い稼ぎ関連の迷惑メールが増える傾向にあります。
    受信する分にはなんら問題はないと思いますが、不正登録者から見ればポイントが貯まってうはうは状況を作っているので、
    可能な限り受信拒否をお勧めします。
  • 迷惑メールすべてに共通する事ですが、問い合わせや返信は絶対しない事。
    これは大原則です。
    ポイントサイトなどでも、登録者は不正にサイト登録している訳ですから受信拒否してやり、運営サイト側で不正と分かればポイントも無効になります。
    また、迷惑メールはランダムに配信もしくは、メールアドレスを自動生成しているものが大半ですのでむやみに返信をしようものなら、相手にアドレスを教える事にもつながりますので絶対にやめましょう。
    メールアドレスを知られなくても、自動生成されたアドレスがたまたま迷惑メールに該当してしまった可能性もあるという事ですので、むきにならず冷静に対応しましょう。
  • 例外として
    迷惑メールではないのに、昔登録した企業広告などのサービスを忘れていた、なんて事があったりします。
    例えば、あるメーカーの商品やソフトを買って製品登録する時、ついでにそのメーカーのメールマガジン配信希望へチェックしていたなんてパターンです。
    これらは当然迷惑メールではないので記憶をたどり配信不要であれば解除してください。
  • ラストに
    メールアドレスがどこから漏れるのか、自動生成か分かりませんが、たびたび発生する大手サイトの情報漏えい問題も少なからず関係していると思います。
    オフィスなどでは使用環境にもより設定に制限もありますが、限りなく迷惑メールをゼロにする事は可能ですので是非試してみてください。
    表題にある通り、迷惑メールを元から受信しない事を前提で書いた記事ですのでアンチウイルスソフトにある機能にはあえて触れていません。
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WindowsXPを使い続けて平気なのか

2014年4月でWindowsXPの永きサポートがマイクロソフト(以下MS)より打ち切られます。

Windows98などの流れを取り入れ、業務ベースのオペレーティングシステム(以下OS)であったWindowsNT系の安定性を取り込み使いやすさ抜群だったのですが残念です。

比較的家庭向けだった98系と、業務系だったNTを統合したのがWindowsXPでした。

本来、サポート期間がもっと短いはずだったWindowsXPですが、WindowsVistaの開発の遅れからMSの苦渋の決断によりサポートが伸び、シェアが拡大したと聞いた事があります。

では本題です

WindowsXPは今後も使い続けて平気なのか答えは残念ながら「使わない方が良い」です

サポート ライフサイクル検索より(タブレット等は省きました)

サポートXP

以前、当サイトで「Windows7でOffice2000を使う」をご紹介しましたが、現在サポートがあるOS上で動かして、最低限のセキュリティが確保できると思うと言う事です。

ご存じかと思いますが、OSはパソコンソフトの核であり、動作すべてを監視する基本ソフトです。

ですので、WindowsXPがサポートから外れた後も使用し続けると、外部からのアタックに対して、サポート終了後にセキュリティホールが見つかった際にMSから修正パッチが提供されない為、セキュリティホールが放置状態になり大変危険を伴います。

結果、セキュリティホールを突かれ、Office系ソフトのセキュリティホールも突かれ前記事では「自己責任」と書きましたが、それも通用しなくなり、パソコン自体がウイルスの踏み台、温床となって行く羽目になりかねません。

ウイルス対策ソフト(アンチウイルスソフト)

最近ウイルス対策ソフトを延長サポートするので・・・なんて記事を見かけますが「はっきり言って気休め程度だと思います」

ウイルス対策ソフト(統合型も含む)はそもそもパソコン自体を外部から守ろうと言うものですが、OSのセキュリティホールまではふさいでくれません。

確かにウイルス対策ソフトの中にはソフトファイヤーウォールなんてものが付いているものが数多くありますが、一時的な対応としか考えていません。

結局はソフト開発側(MSなど)からパッチを配布してもらう必要があります。

ウイルス対策ソフトの効力は使用中のパソコンのみに限られ、それは最新のOSであっても同じ事が言えます。

考えられる一時的な対応策

サポート終了後、一分一秒でも使用してはいけないのかと問われると「使用しない方が良い」としか書けませんが、ネットワークに接続するのであれば危険を承知の上、以下の設置、設定を確認上使用してみてください(保障は一切致しません)

1、アンチウイルスソフトでフルスキャンをかけておく

2、サポート終了直前に、WindowsUpdateでパソコンをすべて最新状態にしておく

3、HDDをリカバリする羽目になった時の為に、バックアップを取っておく
(外部HDDでも良いが、特に重要なデータはDVD-Rなどの記録媒体が望ましい)

<注意>

リカバリすると言う事は、パソコンを出荷状態に戻しますので、重要なデータは別途バックアップを取って置く事をお勧めいたします。

また、リカバリディスクの有、無で対応が変わってきますので、事前確認は必要です。

プレインストール版や、リカバリディスクが付いてきたものなど。

4、ブラウザのセキュリティレベルを「高」にする(見られないサイト発生覚悟の上)IEの場合、
ツール→インターネットオプション→セキュリティとたどります。

セキュリティレベル

ただ、ブラウザに関しても製品によってはサポート対象外になると思いますので、
強度を上げれば安全と言う保障はありません。(IE6は同時期にサポート終了)

5、ブロードバンドルーターの設置及び、設定(ブロック機能を有効活用する)

6、ファイヤーウォールの導入(Windows付属のものはサポート終了後は放置状態になりますので、フリーウェアなりで補強対策をした方が良いと思います)

7、アンチウイルスソフト(延長サポートメーカー製品もしくはフリーウェア製品)の導入

一時的な対応策としてはこんな所でしょうか
MSを含めソフト開発側は「ここが不具合です」などと公開しませんのでパッチが配布されなくなれば、ファイヤーウォールの導入も効果薄と思います。

どうしてもWindowsXPを使い続けると言う方はお試しください。
ウイルスの温床にならない程度に・・・。

まとめ

自己責任で済まなくなる現実
極力、使い続けない方が無難です。
使い続ければそれだけリスクが蓄積して行き「自己責任」で済まなくなります。
動くから平気だろうと思っても、仮にメールで感染した場合、気が付かずそのまま第三者に配信してにウイルスをばらまくのはあなたです。(この辺は新旧関係ないですが)

本当に切実で怖い企業内対応
企業などでどうしてもWindowsXPでしか動かないソフトがあると言う事でしたら、そのパソコンだけインターネット環境を断つ事です。
勘違いされる方がいますが、サポート終了=WindowsXPが使用不能になる訳ではなく、外部接続でウイルス感染のリスクが高まる為、使用を止めた方が良いと言う事です。
つまりは、LANケーブルを抜き、完全なスタンドアローンにすれば安全性はかなり保たれます。

個人を含め、依然として3割強のシェアを持っているWindowsXPですので、今後、企業側の未対応の方が後に被害が拡大するのではと感じます。
理由①「対策費用が確保できない」
理由②「管理者がいないので分からない」
理由③「すべてWindowsXP環境に依存しているので今は難しい」
理由④「移行が面倒、使えるから良い」
理由⑤「WindowsXPのサポート終了とはなにか分からない」と挙げればキリがありませんが、サポート終了後、数年の内にトラブルが拡大する可能性は否定できません。

2014年4月以降、WindowsXPのセキュリティホールを突いてくるアタック攻撃は確実に増えて行くでしょう。
サポート対象のOSでさえ標的にされる現実ですので、せめてOSくらいは最新に保ち、外部からのアタックを最小限に止めたい所です。

最新でも怖いアタック攻撃(参考リンク)

・ゼロデイアタック(IT用語辞典より)
セキュリティホールがメーカーで発見されても、対応前にアタックされるもの(有効な対応策なし)

・バックドア(IT用語辞典より)
不正侵入に成功した者が、次の侵入が容易にできる様に「裏経路」を仕掛けておく動作(かなり悪質)

マウスコンピューター/G-Tune
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ウイルス駆除ソフトは無料版で十分だと思う

ウイルス駆除ソフトの歴史は古く、インターネットが本格的に普及する遙か遠く、約20年以上の歴史があります。

管理人が覚えているウイルス体験記は、昔のPCに恐らく外から持ち込んだ記録媒体から感染し、
「ウイルスバスター98」を使うようになったのがきっかけだったと記憶しています。

その時のウイルスは、実行ファイルをひたすら繰り返すもので再起動を余儀なくされましたが、
初期頃のウイルスだったので対応は取れました。

それからウイルスには感染していません(たぶん・・・)

では本題です

ウイルス駆除ソフトもウイルスといたちごっこを繰り返し、肥大化に拍車をかけています。

今やパターンファイルなどを一括管理してサーバーに置く、クラウド型も当たり前となっており、ウイルスバスターもまた例外ではなく、2011年頃クラウド型にしてからますます重くなり、他の致命的バグも直らず2012年重さに耐えられなくなり見放しました。

今はフリーのウイルス駆除ソフトMicrosoftSecurityEssentialsを使用していますが、動いているのか分からない位軽くて快適です。

MSE

では有料のウイルス駆除ソフトの価値はどこで決まるのでしょうか?ずばり、いらない機能も含めた付属機能の多さに尽きます。

・ファイヤーウォール機能

・迷惑メール感知機能

・SNSサービスの感知機能

・サポートの充実

・Web脅威対策など

挙げたらきりがありませんが、駆除機能にはさほど大きな差はないと思います。

機能が多い分、重くなるのは当たり前で、それらを補う方法を一つでも知っていれば無償版で十分だと思います。

フリーソフト100

フリーソフト100より:おすすめです

まず補える、もしくは不要な項目として

ファイヤーウォール機能

案外気にするユーザーが居ますが、Windowsにもちゃんと付いています。
ファイヤーウォール専用ソフトもありますが、個人でうかつに設定を変えてしまうと外部からの侵入口を作ってしまいかねないので、熟知している方以外は変更しない方が無難です。

迷惑メール感知機能

たいていのブロバイダなら、ほとんどの所が無料で迷惑メールをカットしてくれるサービスをオプションで付けています。(契約しているブロバイダのサイトを良く確認してみましょう)

SNSサービスの感知機能

確かにスマホなどの爆発的な普及に伴い感染率は増えている様で、ツイッターなどPC上で頻繁に見る人は心配かも知れませんが、ブラウザ自体が比較的強固になってきてる今、必要かと問われると疑問ではあります。
(あまり古いバージョンのブラウザを使用していると心配ですが)

サポートの充実

有料版は当たり前です、無料版でもメールサポートが充実している所はあります。

Web脅威対策

IEをお使いならフリーソフトでも出ていますが、検出率やサイトの文言によっては優良サイトもブロックしてしまう、
もしくは判定不明のサイトもかなりある為、完全とは言えません。
怪しいサイトにわざわざ出向かなければ良いのですが。

補足事項

回線種類に限らずブロードバンドルーターをかませば良いと思います。
外からのアタック攻撃をだいぶはじいてくれます。

それでも心配な方

有料版を買いましょう。

*****     まとめ     *****

「有料版であれ、無料版であれ絶対はありません」

ウイルスも年々巧妙になってきているので感染する時はします。(画像に潜んで来るくらいですから)

怖いのは「セキュリティホール」と呼ばれるソフトの不具合による穴です。

こればかりはマイクロソフトなり、該当メーカーに対応してもらうしかないので、ユーザーはアップデートでソフトを常に最新の状態に保つ必要があります。

「ウイルスをどう水際で防ぐかはユーザーの意識にかかっていると思います。」

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