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Windows10のアップグレードをできるだけ阻止してみる

10月某日、PCのアップデートを確認していると、なんと!!非表示設定にしたはずのWindows10アップグレードプログラム本体の「KB3035583」がまたインストールされていました。

マイクロソフトさん(以下MS)、アップグレードをしたくない人、対応機種でない人にまで更新対象にするのはいかがなものか。
ここまでくると「ウイルスソフト」ですよ。

では本題です

関連記事として当ブログで以前「Windows10の無償アップグレードアイコンが現れる条件とは」を書きましたが、今回は阻止対策のみです。

この手の対策はフリーソフトやWindowsの深層部を触るレジストリ関連も紹介されていますが、安全性が確認できない為、正攻法で対策していきます。

更新プログラムはいたちごっこになるのか

管理人は該当プログラムが「推奨」になってくる為、気がつくのが遅れたのですが、「重要」で更新された場合は知らない間にアイコンが出ていたなんて事もあると思います。

もっとも、アイコンが出たからと言ってクリックして先に進まなければアップグレードはされないはずです。

「推奨」で確認した管理人はすでに非表示にしましたが。

アップデートダブリ

なんですか?これは・・・。
本体プログラムの「KB3035583」が2つ。

Windows10に変わるまで対象OSへ更新プログラムを配信するつもりでしょうか?

更新プログラムは最低2つある

調べてみたところ、更新プログラムは本体を含め最低2つある事を確認しました。(2015年10月現在)

Windows7の場合

「KB3035583」
Windows10のアップグレードプログラム本体
Get Windows10アプリなのでこれだけは削除または非表示必須です。
サポートリンク:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3035583

「KB2952664」
Windows7アップグレード用互換性更新プログラム
サポートリンク:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2952664

「KB3021917」
パフォーマンス向上の為のプログラム
システム改善に役立てられる様ですが、これだけはインストールされていても問題なさそうです。
ただし、改善データがMS側に送られる様ですのでWindows10に関心のない方は削除や非表示にしておいた方が良いかも知れません。
サポートリンク:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3021917

Windows8.1の場合

「KB3035583」
Windows10のアップグレードプログラム本体
Get Windows10アプリなのでこれだけは削除または非表示必須です。
サポートリンク:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3035583

「KB2976978」
Windows8.1及びWindows8用互換性更新プログラム
サポートリンク:https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2976978

Windows7とWindows8.1では「KB番号」が異なりますが、本体のGet Windows10アプリは同一番号になります。
本体の「KB3035583」だけでも十分だと思いますが、関連性があるものはすべて排除しようと調べていたらひとつでは無い事や、非表示にしても更新プログラムがインストールされる事が分かりました。

インストールされたプログラムの消し方
コントロールパネル>システムとセキュリティ>WindowsUpdate>インストールされた更新プログラムとたどります。

パネルの右上にある検索窓から該当の「KB番号」で検索してヒットすれば削除できます。

インスト検索

非表示にしたい場合
コントロールパネル>システムとセキュリティ>WindowsUpdateからたどります

非表示設定

更新プログラム上で右クリック、上記項目を出し非表示にします。
これであれば更新はされないはずです。
(今回はこれでもインストールされてしまいましたが)

戻したい場合は、コントロールパネルから同じ工程で「非表示の更新プログラムの再表示」を選べば戻せます。

まとめ

あまりしつこいとシェアを落とす原因にもなる
MS側もWindows10のシェアを上げようとかなり焦っている様ですが、Windows7や8.1もサポート期間は残っている訳で、まだ現行維持でいたいというユーザー意志を無視しています。

その反動か分かりませんが、WindowsXPやVistaのシェアが伸びているのは気のせいでは無いかも知れません。(対象OSではないですから)

今後の懸念として、アップグレードを希望しないユーザーの対象OSに今回の様な単体プログラム(「KB3035583」など)ではなく、サービス・パックとしてまとめて配信されたら回避は非常に面倒になると思われます。

サポートを残したOSに対してそこまではしないと思いますが、Windows10のシェア獲得の為になんでもやってきそうですので気をつけたい所です。

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