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ブロードバンド時代のブラウズと「3秒ルール」

ご存知の方も多いかと思いますが、ここ10年あまりでこの「ルール」も大分変わってきました。

一昔前Webブラウジングは「8秒ルール」が適用されていたと思いますが、
今や8秒どころか3秒以下を要求されてきている時代です。

3秒見てサイト画面が出なければユーザーがページを飛ばしてしまう可能性が高い為、
ブロードバンド時代が当たり前になった今、ビジネス面ではシビアになっている様です。

では本題です

できる範囲でスピードアップ

管理人も最近知ったのですが、Googleが提供するサービスに

PageSpeed Insightsというものがあり、運営サイトを診断してくれます。

サイトもブログラムですから、この画像を圧縮すればパフォーマンスが上がりますとか詳細に分析してくれます。
ただ例外もあり、アフィリエイトの広告画像などは提携サイトから画像を引いている為、
圧縮しようにも無理があったりします。

管理人サイトのテスト結果PageSpeed Insights

PageSpeed Insights
WordPressに移行してからのものですが修正箇所の多い事・・・。

とりあえず、画像は可能な限り圧縮して再アップしたりしましたがまだまだ改善余地はあります。

5秒台は目指したい読み込み時間

もうひとつはランク付けをして、読み込みの速度を計測してくれるサイトです。

GTmetrix

というサイトですが、計測希望サイトを入力してGOをかけるだけで
サイトのスピードランクや読み込みスピードが計測される仕組みです。

管理人サイトのテスト結果GTmetrix

GTmetrix
まあ、ひどいものですが現在は5秒台から6秒台のはざまです。

以前は7秒台から8秒台だったので少しは改善したのかなと・・・。

ここは計測の時間帯で多少むらがあるようなので、あくまで目安にして
上記のGoogleサービスで修正をかけた方が確かかも知れません。

*****     まとめ     *****
  • 見てくれなけれなければ始まらない
    どんなに良い記事を書いてもユーザーが見てくれなければ話になりません。
    個人運営ならともかく、企業サイトで重いサイトは最悪です。
    どうでも良いですが、Webデザイナーをかかげるサイトでひどい所もありました。
  • シンプル・イズ・ベスト
    WordPressを初めてみて痛感しましたが、便利な半面構成する部品(プログラム)が多い為、
    それをどう軽くするか大変苦労します。(自分の場合、それが面白みでもありますが)
    管理人の様に、アフィリエイトのバナーをベタベタ貼っているサイトは自分で書くのもなんですが悪い例です。
    まあ、これは個人で行っているものなのでこれで良いと思っています。
  • 軽いサイトとは
    テキスト中心だろうが、画像を使おうが、
    中身がしっかり最適化されているサイトであればサクッと表示されます。
    プログラムは基本、上から読んで処理しブラウザに反映されますので、
    途中に余計な読み込みが発生するとそこでつまずきます。
    趣味ならともかく、業務サイトなら常にメンテナンスが基本です。
    特に通販サイトなどの商用サイトで10秒を超える様だと致命的です。
    ちなみに最大手のAmazonは「1秒台」でした(さすがですね)
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マイクロソフトがIEのサポートを最新版のみに

マイクロソフト(以下MS)は、2016年1月からIE(Internet Explorer)のサポートを最新版にのみにシフトしていく様です。

では本題です

サポートメンテナンスの軽減へ

IEサポート

IEBlogより(英語)

2016年1月12日より、サポートされているオペレーティングシステムで利用できる Internet Explorerの最新バージョンのみが技術サポートおよびセキュリティ更新 プログラムを受信します。たとえば、Windows7 SP1でInternet Explorer8、Internet Explorer 9、またはInternet Explorer10を使用しているお客様は、セキュリティ更新プログラムと技術サポートを受け続けるには、Internet Explorer11に移行する必要があります。
(Web翻訳の為、意味に若干の違いがあるかも知れません)

元々、IEは他のブラウザと比べてもサポートされているバージョンが多いです。

2014年8月現在でもバージョン7から11までの5つをサポートしていますが、 WindowsXP(以下XP)でVer6とともにサポートを打ち切った事から、メンテナンスの軽減につなげるのではないでしょうか。

シェアの高いバージョンユーザーの課題

IEの場合、特にVer8のユーザーが多く、サポート終了予定が約2年後だとしても課題は大きいと思います。

まるでXPサポート終了時を思い出します。

複数のプラットホームをサポートしているソフトメーカーの悩みだと思いますが、この決断が吉と出るか今後のサポート次第でしょうし、バージョンが古くても使う方は必ず残るでしょう。

2016年1月以降、IEの旧バージョンに対しては「エンタープライズモード」と呼ばれる互換モードで対応するらしいですが、
どれほどの効果があるかは不明です。

いつも後手にまわるMS

ブラウザのシェアだけでも約6割と以前高い数字であるにも関わらず複数バージョンのサポートを余儀なくされて来た為、今回の決定がブラウザシェアを落とす引き金のひとつになる可能性は否定できません。

事実、他社の代表ブラウザであるMozilla Firefox(モジラファイヤフォックス)やGoogle Chrome(グーグル・クローム)は不具合こそ出しますが常に最新バージョンを保つ様になっている為、基本的に旧バージョンのサポートを行っていないのが現状です。

また、旧バージョン要求に対してもセキュリティの関係から推奨していません。

最新版のみのサポートで残る課題

たとえば、不具合修正がありバージョンアップした所、今まで閲覧出来ていたサイト等が急に見れなくなったという事はたまにあります。

上記に挙げたグーグル・クロームなどは以前からバージョンをひとつにしていますので不具合が出ても対応は取りやすいと推測しますが、MSの場合2016年からとはいえ現在サポートしている複数バージョンをいきなりひとつにするのはなかなか課題が大きそうです。

参考リンク

・Microsoft、Internet Explorerのサポートを最新版のみに(マイナビニュースより)

・2014年7月ブラウザシェア(マイナビニュースより)

*****     まとめ     *****
  • 遅すぎた決断
    IEのブラウザ競争の歴史はネットスケープ時代からはじまり、自社ブラウザのバンドル商法など講じてきましたが、Ver6の時点で当時当たり前になりつつあったタグブラウザに対応しておらず、また、レンダリングの遅さも他社ブラウザにシェアを奪われる原因のひとつだったと思います。

    シェアが6割を切る中で、約2割がVer8のユーザーで旧バージョンながら今だに増えている現状がありますので、上手くサポートしないと互換モードがあると言っても確実にシェアを落としていくでしょう。

  • ブラウザ新時代がくるか
    サポートが長い製品は、セキュリティやコスト面からいずれ打ち切って行くしかなくこれはどのメーカーでも共通して言える事です。
    IEを擁護するつもりはありませんが、Ver10あたりからスピード面でもかなり速くなってきています。

    また、IEは不具合が多いと言われますがユーザー数が多い為、特に目立つと思われます。

    他社のブラウザに不具合がない訳ではなく、常に最新へバージョンアップしている為あまり目立たないだけです。
    まだ先の話ですが、最新版しかサポートしないとなると当然パッチも配布されなくなる為、旧バージョンは注意が必要となってきます。

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IEの脆弱性対応確認とブラウザの知識

GWも終わってしまい、IEの脆弱性を休み明けに知った方も多いのではないかと思います。

IEは未だに世界の半数でシェアを持っている為、対応出来ていない方やIEがなんなのか分からない方も以外に多い様で、今回の広範囲にわたる脆弱性で対応策以前の問題も浮き彫りになった事が分かりました。

では本題です

今回は、IEの脆弱性で大騒ぎになった事からブラウザに焦点をあてます。

最低限の知識はおさえておこう

ブラウザとはインターネットを閲覧するソフトになり、特定の業務で使用される事もあります。

ウェブブラウザとも言いますが、現在はブラウザと言った方が一般的で通じやすい為、単にブラウザで良いと思います。

IEとはInternet Explorerの略で、マイクロソフトが開発した世界を代表するブラウザになります。

今回の脆弱性騒ぎは、IE6からIE11まで幅広く影響が出た上、米国土安全保障省がIEの脆弱性に対して警告を出した事もあり、一瞬で世界中にニュースが広まり混乱になりました。

そこにきて、パソコンは使っているけれどもIEやブラウザの意味が分からない方がパニックになったと思われます。

今回のIEの脆弱性対応プログラムはすでに配布されており、通常はWindows Updateで自動更新される様になっています。

自動更新されない場合は、パソコンのスタートからすべてのプログラムとたどりWindows Updateから更新してください。

更新の確認方法として

コントロールパネルからプログラムとたどり、インストールされた更新プログラムに
「KB2964358」
あるいは
「KB2964444」 が更新履歴で確認できる。

上記のKB番号はPCの使用環境により異なる様です(2014年5月8日補足)

参考リンク

・日本のセキュリティチーム – Site Home – TechNet Blogsより

・Microsoft セーフティとセキュリティセンターより

もしくは、IEのブラウザのメニューバーのヘルプからバージョン情報を開き、更新バージョンに上記のKB番号が確認できれば問題ありません。(メニューバーが表示されていない場合は「Altキー」を押してみてください)IE11で確認しています(Windows7環境)

IE11更新イメージ

使用環境を知っておく事も大事

IEがなにか知らなくてもインターネットは出来ますがいざと言う時パニックになるのは本人ですので、冷静な対処をする意味を込めて使用しているパソコン環境くらいは把握しておきましょう。

別に、パソコンの速度がどうとか、解像度がどのくらいとかそんな事は分からなくても問題ではありません(開発側だと知らないと問題ですが)ネットを利用するのであれば、最低限使用しているブラウザのバージョンくらいは把握しておくべきだと思っています。

使えるブラウザを2つはインストールしておく

今回の騒動で、IEしか使用した事がない方が他のブラウザに一時的に乗り換える際にIEを使わなくてはならず、どうすれば良いみたいな事がネットで飛び交っていましたが、IEの脆弱性はなにも今回に始まった事ではないので、違和感なく使えるブラウザをメインとして使い、サブにもうひとつ違うブラウザを入れて置けば、いざと言う時使い分ける事が出来便利だと思います。

とは言え、ブラウザも完璧なものは存在しない為、IE以外でメジャーブラウザとなると選択肢が限られてきます。

IEにできるだけ依存しないブラウザを選ぶ

これも結構難しいですが、代表的なのが

Mozilla Firefox(モジラ ファイヤフォックス)

Google Chrome(グーグル・クローム)

Opera(オペラ)などですが、Mozilla Firefoxに関しては2014年5月1日現在、バージョン28で影響を受ける脆弱性が発覚した為、最新バージョン29以降での使用をおすすめします。 Mozilla Firefoxの脆弱性について(JVN iPedia 脆弱性対策情報データベースより)

他にも数多くのブラウザが存在しますが、MSのIEで使われているレンダリングエンジン(Trident(トライデント))を併用している場合があり、MSの世界シェア最大も納得してしまいます。

まめ知識

Acid3(アシッドスリー)ウェブブラウザが特定のウェブ標準にどれだけ従っているのかを調べることを目的にしたものでスコア100で合格となります。(ウィキペディアより一部引用)

Acid3のWebサイト(評価したいブラウザを開いてサイトへアクセスするだけです)

******     まとめ     *****
  • ソフトウェアに完璧はありません
    使用するソフトがブラウザであれ、オフィスソフトであれ不具合は必ず存在します。
    しょせん人間が創るものなので完全なんてありません。

    今回のブラウザ騒動は、世界規模で騒動になった事とIEが使えない>ブラウザが使えない>インターネットが使えないと一部でねじれた誤解が生じた事で、混乱に拍車がかかったと思われます。

    IEは確かに不具合が多いですが、他のブラウザも例外ではありません。
    今回の騒動でブラウザを乗り換えてこれで安心と思っている方もいると思いますがそれは間違った認識となります。
    最低限の知識を身につければ、いざと言う時の対応に少しは冷静になれると思っています。

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進化するブラウザ新時代

みなさんは現在、ブラウザになにを使っていますか?

Internet Explorer(以下、IE)しかないだろ、Firefoxしかないや、Chromeだよ速いからとまあブラウザ自体数えきれないくらいあると思います。

管理人は国産のSleipnir(スレイプニール)をメインに、IEを補助で使用するくらいです。

では本題です

ブラウザ2強時代

IEが市場シェアを拡大する一昔前はブラウザ2強時代というのがありました。

絶対のシェアを誇っていた「Netscape(ネットスケープ)愛称:ネスケ」というブラウザ
(現在のMozilla Firefoxの前身にあたります)そしてIEです。

ネットスケープなんか知らないと言う方もいると思いますが、管理人はメインブラウザとメール機能を愛用していました。

当時は有料パッケージとして販売してましたが、ほぼ市場独占状態でした。

Netscape Communicator(まだ持っていました)

nesk

それから色々な歴史を重ね、IEがWindowsにバンドルされたあたりから無償配布が当たり前になり、形勢逆転され現在に至ります。

しかし、ブラウザ戦国時代の中マイクロソフト(以下MS)の独占が続く訳もなく、
Netscape Communicatorのメール機能は「Mozilla Thunderbird」へ、ブラウザ本体は「Mozilla Firefox」として分散されシェアを奪いつつあります。

余談ですが、Windows7以降はメールソフトのOutlookExpressが搭載されておらず、また、サポート対象外で載せ替えも利かない為、MozillaThunderbirdを使う方も少なくない様です。

進化を続けるブラウザ開発

ブラウザ戦国時代とは別に、今もなお進化を続けているブラウザ

Web最新技術への即時対応

ネットバンキングなどの普及によるセキュリティ強化

今なお続く、軽さへの追及

挙げたらキリがありませんが、世の中からインターネットが無くならない限り「ブラウザ」と言うアプリケーションは無くならないでしょう。

何を当たり前の事をと思われるかも知れませんが、「完璧なもの」はいつの時代もありません。

IEだろうと他のブラウザであろうとセキュリティーの不具合や細かいアップデートは常に行われています。

特に近年のWeb技術は目覚ましい物があり、ついていけないブラウザは淘汰されて行くだけです。

空気の様に日常使っている物だからこそ、アンテナを張る必要があると思います。

ブラウザ体験記

Sleipnir(スレイプニール)

国産のブラウザ

体感速度、カスタマイズの豊富さでは秀でていると思います。

Ver3は最悪でしたが、現在のVer4は安定しています。(比較的中級ユーザー向け)

Internet Explorer

言わずと知れたMSのブラウザ

遅いと言われ続けてきましたが、Ver10にして体感スピードがアップしたので、恐らくレンダリングエンジンの性能だと思います。

市場シェアは相変わらず高いですが、以前と比べると圧倒的とは感じなくなり徐々に周りから崩されている感じはします。

Mozilla Firefox(モジラ ファイヤフォックス)

上記に記述しましたが、NetscapeCommunicatorから分離されたものです。

使い勝手は悪くないのですが、ブックマークの使い勝手やメモリ消費量から少し距離をおいています。

Google Chrome(グーグル・クローム)

Googleと名があるようにGoogleが開発したブラウザになります。

体感速度は速く、画面が大きく取れるので見やすいのが特徴ですがメールソフトのOutlook併用時にメール文のハイパーリンクが吹っ飛んだ経緯がある為、個人的に現在は使用していません。

Opera(オペラ)

恐らく、一番早くレンダリング世界最速を文句に市場に出たブラウザだったと思います。

現在は使っていませんが、導入当時は確かに軽快だったのを覚えています。

Netscape Navigator

もっとも長く使用したブラウザだったと思います。

ブラウジングの快適さと、ツールのメールソフトでかなり活躍してくれました。

現在はVer9.0を最後にサポート打ち切っており、ダウロードは可能ですがセキュリティー面から後続のMozilla Firefoxなどを推奨します。

上記は管理人が使用したメジャーブラウザのほんの一部に過ぎません。

長々と書きましたが、Webを見れれば良いよと言う方が大半でしょうからご自分のスタイルに合わせたブラウザを使ってください。

また、違うブラウザを試してみるのも良いと思います。

IEで見ている画面も見え方が若干違いますので。

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