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アンチウイルスソフト2重常駐の危険性

ウイルス駆除ソフト(アンチウイルスソフト)はなにを使われているでしょうか?年末年始や、イベントが増えるにつれ、それに便乗した迷惑メールや、サイトも増えてくると思いますので注意が必要です。

では本題です

アンチウイルスソフトを複数パソコンに入れておけば検出率も上がり安全だろうと思っている方がいると思いますがむしろ危険です。
当ブログで「ウイルス駆除ソフトは無料版で十分だと思う」でアンチウイルスソフトについて少し書きましたが、
今回は競合の危険性についてです。

ウイルス駆除ソフトの常駐はひとつまで

フリーのウイルス駆除ソフトを使う方や、パソコンを新規購入した時にお試し版で入っていたのでそのままにして、違うソフトを入れたなんて事があると思いますが、ウイルス駆除ソフトも常駐していれば、機能に差はあれど外部からの監視をしている訳ですから2重常駐は危険です。

2重常駐はなぜ危険なのか

会社での仕事で例えて見ましょう

【Aさん】
この仕事はおれがやる、と重要な案件を任されたAさん。

【Bさん】
おれも手伝うよと、横やりを入れてきたBさん。

この段階で両者が喧嘩にならず、共同作業できれば問題ないと考えますが喧嘩になった場合どうでしょうか?

【Cさん】
そこへ、Cさんがこそっと乱入、んじゃおれが手柄を立ててやると重要案件をメディアで外部に持ち出して、ウイルス感染、拡散となった場合最悪の事態になりかねません。

上記は会社での架空の例ですが、ウイルス駆除ソフトの場合、2本以上常駐する事は検知率を上げるどころかソフトどうしが喧嘩になり、本来の働きをしない可能性がある為危険です。

そればかりか、ウイルス駆除ソフトどうしが競合した場合、本当にウイルスが来た時、処理の判断を遅らせる原因となりウイルスがスルーされる可能性があります。

競合の危険性(一例)

常駐型のMicrosoftSecurityEssentialsPandaCloudAntivirus(フリーソフト100より)を常駐した所に非常駐のMcAfee Security Scan Plusでスキャン (McAfee Security Scan Plusは、ウイルス駆除ソフトやファイヤーウォールが正常に機能しているか主にチェックするもので、ウイルス駆除とは程遠いものです)

アンチウイルス二重登録

基本的な対策

2本以上ウイルス駆除ソフトを入れる場合、常駐させるソフトはどれか1本に絞り、あとは、プラスアルファで予備的なスキャンとして考えていた方が無難です。

ウイルス駆除ソフトどうしを喧嘩させて、肝心のウイルスをスルーさせたのでは意味がありません。

*****     まとめ     *****
  • 年末年始にかけて、ウイルス増加期間に入ります。
    年末セール関係、年明けにはおめでとうセールなどウイルスがいろいろ出てくると思います。
  • ウイルス駆除ソフトが競合したままでは意味ありません。
    上記に書いた事でほとんどですが、常駐させても機能していなければ意味がありませんので常駐メインを1本にして、非常駐でたまにスキャンしてメインソフトの機能を補ってあげるのが理想かと思います。

ウイルス駆除ソフトも「完全なものはありません」ので有料版でも、無料版でもご自分の環境に一番合ったソフトを上手く使用していくのが年末年始に限らず、パソコンを守っていく策だと思っています。

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WindowsXPを使い続けて平気なのか

2014年4月でWindowsXPの永きサポートがマイクロソフト(以下MS)より打ち切られます。

Windows98などの流れを取り入れ、業務ベースのオペレーティングシステム(以下OS)であったWindowsNT系の安定性を取り込み使いやすさ抜群だったのですが残念です。

比較的家庭向けだった98系と、業務系だったNTを統合したのがWindowsXPでした。

本来、サポート期間がもっと短いはずだったWindowsXPですが、WindowsVistaの開発の遅れからMSの苦渋の決断によりサポートが伸び、シェアが拡大したと聞いた事があります。

では本題です

WindowsXPは今後も使い続けて平気なのか答えは残念ながら「使わない方が良い」です

サポート ライフサイクル検索より(タブレット等は省きました)

サポートXP

以前、当サイトで「Windows7でOffice2000を使う」をご紹介しましたが、現在サポートがあるOS上で動かして、最低限のセキュリティが確保できると思うと言う事です。

ご存じかと思いますが、OSはパソコンソフトの核であり、動作すべてを監視する基本ソフトです。

ですので、WindowsXPがサポートから外れた後も使用し続けると、外部からのアタックに対して、サポート終了後にセキュリティホールが見つかった際にMSから修正パッチが提供されない為、セキュリティホールが放置状態になり大変危険を伴います。

結果、セキュリティホールを突かれ、Office系ソフトのセキュリティホールも突かれ前記事では「自己責任」と書きましたが、それも通用しなくなり、パソコン自体がウイルスの踏み台、温床となって行く羽目になりかねません。

ウイルス対策ソフト(アンチウイルスソフト)

最近ウイルス対策ソフトを延長サポートするので・・・なんて記事を見かけますが「はっきり言って気休め程度だと思います」

ウイルス対策ソフト(統合型も含む)はそもそもパソコン自体を外部から守ろうと言うものですが、OSのセキュリティホールまではふさいでくれません。

確かにウイルス対策ソフトの中にはソフトファイヤーウォールなんてものが付いているものが数多くありますが、一時的な対応としか考えていません。

結局はソフト開発側(MSなど)からパッチを配布してもらう必要があります。

ウイルス対策ソフトの効力は使用中のパソコンのみに限られ、それは最新のOSであっても同じ事が言えます。

考えられる一時的な対応策

サポート終了後、一分一秒でも使用してはいけないのかと問われると「使用しない方が良い」としか書けませんが、ネットワークに接続するのであれば危険を承知の上、以下の設置、設定を確認上使用してみてください(保障は一切致しません)

1、アンチウイルスソフトでフルスキャンをかけておく

2、サポート終了直前に、WindowsUpdateでパソコンをすべて最新状態にしておく

3、HDDをリカバリする羽目になった時の為に、バックアップを取っておく
(外部HDDでも良いが、特に重要なデータはDVD-Rなどの記録媒体が望ましい)

<注意>

リカバリすると言う事は、パソコンを出荷状態に戻しますので、重要なデータは別途バックアップを取って置く事をお勧めいたします。

また、リカバリディスクの有、無で対応が変わってきますので、事前確認は必要です。

プレインストール版や、リカバリディスクが付いてきたものなど。

4、ブラウザのセキュリティレベルを「高」にする(見られないサイト発生覚悟の上)IEの場合、
ツール→インターネットオプション→セキュリティとたどります。

セキュリティレベル

ただ、ブラウザに関しても製品によってはサポート対象外になると思いますので、
強度を上げれば安全と言う保障はありません。(IE6は同時期にサポート終了)

5、ブロードバンドルーターの設置及び、設定(ブロック機能を有効活用する)

6、ファイヤーウォールの導入(Windows付属のものはサポート終了後は放置状態になりますので、フリーウェアなりで補強対策をした方が良いと思います)

7、アンチウイルスソフト(延長サポートメーカー製品もしくはフリーウェア製品)の導入

一時的な対応策としてはこんな所でしょうか
MSを含めソフト開発側は「ここが不具合です」などと公開しませんのでパッチが配布されなくなれば、ファイヤーウォールの導入も効果薄と思います。

どうしてもWindowsXPを使い続けると言う方はお試しください。
ウイルスの温床にならない程度に・・・。

まとめ

自己責任で済まなくなる現実
極力、使い続けない方が無難です。
使い続ければそれだけリスクが蓄積して行き「自己責任」で済まなくなります。
動くから平気だろうと思っても、仮にメールで感染した場合、気が付かずそのまま第三者に配信してにウイルスをばらまくのはあなたです。(この辺は新旧関係ないですが)

本当に切実で怖い企業内対応
企業などでどうしてもWindowsXPでしか動かないソフトがあると言う事でしたら、そのパソコンだけインターネット環境を断つ事です。
勘違いされる方がいますが、サポート終了=WindowsXPが使用不能になる訳ではなく、外部接続でウイルス感染のリスクが高まる為、使用を止めた方が良いと言う事です。
つまりは、LANケーブルを抜き、完全なスタンドアローンにすれば安全性はかなり保たれます。

個人を含め、依然として3割強のシェアを持っているWindowsXPですので、今後、企業側の未対応の方が後に被害が拡大するのではと感じます。
理由①「対策費用が確保できない」
理由②「管理者がいないので分からない」
理由③「すべてWindowsXP環境に依存しているので今は難しい」
理由④「移行が面倒、使えるから良い」
理由⑤「WindowsXPのサポート終了とはなにか分からない」と挙げればキリがありませんが、サポート終了後、数年の内にトラブルが拡大する可能性は否定できません。

2014年4月以降、WindowsXPのセキュリティホールを突いてくるアタック攻撃は確実に増えて行くでしょう。
サポート対象のOSでさえ標的にされる現実ですので、せめてOSくらいは最新に保ち、外部からのアタックを最小限に止めたい所です。

最新でも怖いアタック攻撃(参考リンク)

・ゼロデイアタック(IT用語辞典より)
セキュリティホールがメーカーで発見されても、対応前にアタックされるもの(有効な対応策なし)

・バックドア(IT用語辞典より)
不正侵入に成功した者が、次の侵入が容易にできる様に「裏経路」を仕掛けておく動作(かなり悪質)

マウスコンピューター/G-Tune
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ウイルス駆除ソフトは無料版で十分だと思う

ウイルス駆除ソフトの歴史は古く、インターネットが本格的に普及する遙か遠く、約20年以上の歴史があります。

管理人が覚えているウイルス体験記は、昔のPCに恐らく外から持ち込んだ記録媒体から感染し、
「ウイルスバスター98」を使うようになったのがきっかけだったと記憶しています。

その時のウイルスは、実行ファイルをひたすら繰り返すもので再起動を余儀なくされましたが、
初期頃のウイルスだったので対応は取れました。

それからウイルスには感染していません(たぶん・・・)

では本題です

ウイルス駆除ソフトもウイルスといたちごっこを繰り返し、肥大化に拍車をかけています。

今やパターンファイルなどを一括管理してサーバーに置く、クラウド型も当たり前となっており、ウイルスバスターもまた例外ではなく、2011年頃クラウド型にしてからますます重くなり、他の致命的バグも直らず2012年重さに耐えられなくなり見放しました。

今はフリーのウイルス駆除ソフトMicrosoftSecurityEssentialsを使用していますが、動いているのか分からない位軽くて快適です。

MSE

では有料のウイルス駆除ソフトの価値はどこで決まるのでしょうか?ずばり、いらない機能も含めた付属機能の多さに尽きます。

・ファイヤーウォール機能

・迷惑メール感知機能

・SNSサービスの感知機能

・サポートの充実

・Web脅威対策など

挙げたらきりがありませんが、駆除機能にはさほど大きな差はないと思います。

機能が多い分、重くなるのは当たり前で、それらを補う方法を一つでも知っていれば無償版で十分だと思います。

フリーソフト100

フリーソフト100より:おすすめです

まず補える、もしくは不要な項目として

ファイヤーウォール機能

案外気にするユーザーが居ますが、Windowsにもちゃんと付いています。
ファイヤーウォール専用ソフトもありますが、個人でうかつに設定を変えてしまうと外部からの侵入口を作ってしまいかねないので、熟知している方以外は変更しない方が無難です。

迷惑メール感知機能

たいていのブロバイダなら、ほとんどの所が無料で迷惑メールをカットしてくれるサービスをオプションで付けています。(契約しているブロバイダのサイトを良く確認してみましょう)

SNSサービスの感知機能

確かにスマホなどの爆発的な普及に伴い感染率は増えている様で、ツイッターなどPC上で頻繁に見る人は心配かも知れませんが、ブラウザ自体が比較的強固になってきてる今、必要かと問われると疑問ではあります。
(あまり古いバージョンのブラウザを使用していると心配ですが)

サポートの充実

有料版は当たり前です、無料版でもメールサポートが充実している所はあります。

Web脅威対策

IEをお使いならフリーソフトでも出ていますが、検出率やサイトの文言によっては優良サイトもブロックしてしまう、
もしくは判定不明のサイトもかなりある為、完全とは言えません。
怪しいサイトにわざわざ出向かなければ良いのですが。

補足事項

回線種類に限らずブロードバンドルーターをかませば良いと思います。
外からのアタック攻撃をだいぶはじいてくれます。

それでも心配な方

有料版を買いましょう。

*****     まとめ     *****

「有料版であれ、無料版であれ絶対はありません」

ウイルスも年々巧妙になってきているので感染する時はします。(画像に潜んで来るくらいですから)

怖いのは「セキュリティホール」と呼ばれるソフトの不具合による穴です。

こればかりはマイクロソフトなり、該当メーカーに対応してもらうしかないので、ユーザーはアップデートでソフトを常に最新の状態に保つ必要があります。

「ウイルスをどう水際で防ぐかはユーザーの意識にかかっていると思います。」

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