WindowsXPから乗り換える際のハードルとは

WindowsXPのサポート期間も残り2カ月あまりとなり乗り換えのニュースやキャンペーンをあちこちで見かける様になりました。

管理人も乗り換えて1年あまりですが、移行の際に苦労した事を絞り込み書いてみたいと思います。

では本題です

メール移行問題

Outlook Express(OE)をメインで使っていましたが、Windows7以降ではサポートしていません。

そもそもOE自体Ver6でサポートは終了していましたので後継とされているWindowsLiveメールをとりあえず使ってみました。

ファイル管理の違い

アカウント(メールアドレス情報など)が一括管理であれば面倒がないのですが、WindowsLiveメールを含め、最近のメーラーはアカウントひとつに対して管理ファイルがひとつづつありますので、アカウント情報が複数あるとそれだけ設定やファイル数が増えるので大変です。

なおかつ、移行の際に発生したエンコードによる文字化けが深刻で、文字化けした大事なメールをXPのパソコンから転送し直すというばかばかしい作業に追われ時間をつぶしてしまいました。

ルールの問題

これは適用していればの話ですが、要はメールの振り分け作業です。
(重要なメールがひとつの受信箱に溜まり、大事な情報を逃さない為の設定になります)

OEはルール作成ができるのに、バックアップに対応していないという訳のわからない仕様になっています。

バックアップしたい場合はマイクロソフトサポートでも説明が公開されていますが、レジストリを触る必要があります。

管理人もバックアップを取っていましたが、レジストリを触る際は細心の注意が必要で、なおかつ、バックアップしたルールが新しい環境に適用される保証はありません。 (注意点として、レジストリを触った事によるPCの不具合は自己責任です)

ルール関連リンク

・マイクロソフトサポートより

・Outlook Expressのルールバックアップ方法(@IT:Windows TIPSより)

そんなこんなで、現在はファイルを一括管理できるメーラーを使用しています。

外付けHDDの管理者権限問題

当ブログでも「Windows7にWindowsXPで使用した外付けHDDを使う」で紹介しましたがセキュリティが強化された分、管理者権限も厳しくなりました。

良い事ですが、外付けHDDの管理者権限には最初戸惑いました。

なお、エクスプローラーがたまに落ちるのはどうやらバグ(不具合)の様で今回の件とは関係ないようです。(迷惑な話ですが)

旧式ハード・ソフトのドライバー問題

こちらも当ブログ記事「Windows7ProでLBP-350を動作させる」「ホームページビルダーをwindows7で動かす」などで紹介してきました。

使用環境にもよりますが、よほど古いOS(Windows98とか)でなく、WindowsXPのドライバーが提供されていればどうにか動いてくれると思います。

参考サイト

・サポート終了まで70日を切るWindowsXPと継続利用のリスク(マイナビニュースより)

*****     まとめ     *****
  • メールの問題
    無料のもの、有料のものと色々ありますが、OEなど使用している場合は無難にWindowsLiveメールで良いと思います。
    MojillaFirefoxで有名な「Thunderbird(サンダーバード)」も人気がありますが管理するファイル形式が違う為、
    OEだけしか使用経験がないとなれるまで時間が必要かも知れません。

    メーラーはセキュリティー強度が高くても、ユーザー側に問題があればどれを使用しても同じですので、自分にとって使いやすいものをお勧めします。
    (エンコードによる文字化けは、どのメーラーでもおこる可能性があります)
    また、Webメールをメインで使用していれば、移行後も問題は生じない為こちらをメインで使用される方も少なくない様です。

  • 外付けHDDの問題
    使用していなければ問題はありません。また、USBメモリは管理者権限変更の必要はありません。
  • ハード・ソフトのドライバーの問題
    よほど古いものを使用していなければ問題ないと思います。XPのドライバーでほぼ代用は効きます。

WindowsXPからの乗り換えはマイクロソフトのサポートが他のOSと比べ長かった為に個人、法人も含め、今後もかなり問題となってくると思います。

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