三菱UFJニコスOpenSSLで情報流失か

クレジットカード会社の三菱UFJニコスにオープンSSLの脆弱性を突いたアクセスがあり、顧客情報が流失した可能性があるとしています。(4月19日現在)(各メディア記事より抜粋)

カードの悪用は報告されていないとしていますが、国内で今回のバグに関して被害報道されるのは初となります。

WindowsXP騒動と重なった事

海外では脆弱性については大騒ぎになっており、カナダでは逮捕者も出ていると言うのに国内ではXPサポート終了騒動で手がいっぱいなのでしょうか。

個人的にはXPは最終パッチが出たので、オープンSSLの脆弱性の深刻度に注意してもらいたいと思うのですが、どうも対応の遅れとしか思えません。
通販サイトも膨大にあるのにのんびりしすぎなのではと思います。

今回のオープンSSLの脆弱性で大手サイトも結構使っている事が分かり、カード決済をインターネットで行っている全ての方が他人事ではなくなった気がします。

すべてのユーザーに注意が必要

未対応サイトのパスワード変更はもちろんですが、大手セキュリティーベンダーのシマンテックによると、今回の脆弱性はクライアントすべてが対象になる可能性があるとしており、その範囲もソフトウェアに限らず幅広い分野が指摘されています。(詳しくは下記参照リンクから)

なら、どうすれば良いのかと不安になりますが、ユーザー側では使用しているサイトがOpenSSLかなんて事は分かる訳がありませんので、ネットでクレジットカード決済している口座は明細確認をする事が大事で、それでも不安であれば直接確認を取るべきです。

今後、どの程度被害がでるか検討もつきませんが、最小限で済む事を願っております。

参考サイト

・脆弱性突き、カナダで逮捕者(ITPROより)

・ heartbleed によってクライアントやモノのインターネットデバイスもリスクにさらされる恐れ(シマンテック:セキュリティブログより)

・モノのインターネットとは

 

ノートンモバイルセキュリティバナー
Pocket

データ暗号化ソフト「オープンSSL」で脆弱性

暗号化ソフトの「オープンSSL」で脆弱性が発見され、ネット決済などの根底を揺るがす世界的大ニュースとなっています。

では本題です

オープンSSLのバグで何が危険か

SSL(Secure Sockets Layer)とは個人情報やネット決済情報を安全にやりとりする為の欠かせないシステムです。

オープンSSLとは(IT用語辞典より)

一般的にはこれですね(ヤフーログインより)

ヤフーログイン

アドレスのhttpの後ろにsがついていればSSL対応となる訳ですが、

このSSLのオープンSSLで見つかったバグ(深刻な不具合)が約2年間も気づかれずに放置状態だった事が世界中で大騒ぎになっている訳です。

つまり、2年間個人情報(決済など)がダダ漏れだった可能性が否定できない事と、ユーザー側としてはパスワードを変える位しか出来ないのが現状だという事です。
さらにはアタックされたログ(記録)が残らないそうなので、追跡が不可能と最悪です。

オープンSSLと深刻度

オープンとある通り、誰でもスキルがあれば自由に利用できる為、かなりネットに浸透しているのは確実で、今回のバグについて大手セキュリティベンダーも「深刻」と警戒しています。

一般ユーザーが危険サイトを確認できる方法

今回のバグは、オープンSSLに潜んでいたハートブリードと呼ばれるものらしいですが、今の所、下記サイトにて安全性が確認できます。
(完全な保障を約束するものではありません)ネットエージェント株式会社(Heartbleed脆弱性検査)(現在は閉鎖)

ネットエージェント

ヤフーログインアドレスで確認しましたが、問題ありませんでした。

サイトのhttp://は省いて検査してみてください。

海外サイト(ハートブリード検査) Test your server for Heartbleed

こちらはアドレスをそのまま入力が可能で、All goodと表示されればOKです。

例えば、Amazonであればhttp://www.amazon.co.jp/ではなく、http://の最後にがついているアドレスを指定するか、を付けて検査するとOKになります。
(もしくは、ログインする際にhttps://が付きますのでそちらを指定するなど)(2014年5月補足)

<補足>

チェックにあたり、ログイン画面にSSL指定がないサイト(例:FC2など)はログイン時にセキュリティサーバーを一瞬通る事がありますので、そのアドレスをチェックしないと意味がありません。

ちなみに、管理人がチェックした時はOKでした。

参考サイト

・ロイターより(暗号化ソフトに重大なバグ)

・一般ユーザーの為のOpenSSL脆弱性おさらい(ITPROより)(2014年5月追加)

*****     まとめ     *****
  • ユーザー側の対応
    これらの不具合はサイト管理者が対応しなければ放置状態です。
    オープンソースとはいえ、約2年も不具合が放置されていたらしいのでそれは世界が大騒ぎでしょう。

    残念ですがユーザー側で出来る事はありません。

    上記検査サイトでアウトになったサイトを使用していればサイトの対応を待つか、パスワードを変更するくらいしかないと思います。
    また、パスワード変更は今回に限らず変更のくせはつけておき、
    複数サイトで同じIDやパスワード使用などは禁止した方がセキュリティ上安全です。

  • 大手サイトの対応
    ネット決済やバンキングで気になる方が一番だと思いますがAmazonなど大手は問題ないとしているそうです。
    ですが、対応しましたという所は気をつけた方が良いと思います。
    過去の取引がバグ発覚まで放置状態だった可能性がありますので。
  • SSL導入にはお金がかかる
    大手優良サイトや官公庁は多少金額が高かろうが大手のSSL導入サービスを選びます。
    個人でレンタルサーバーなどを運営された方は分かると思いますがSSL対応サイトにはとにかく導入コストがかかります。
    その為、個人情報を入力する画面なのにSSL対応されていないサイトもたまに見かけます。
    そんな背景もあり、オープンSSLが現在世界に広まり大きな騒ぎになった原因だと思います。

オープンソフトとはいえ、SSLサイトが危険にさらされてはネットでの信頼性が根底から崩れかねません。

オープンSSLで過去、どれほどの情報が外部に漏れたかは分かるはずもありませんが、大手サイトくらいは信頼性の高い暗号証明証発行サイトを使用してもらいたいものです。

オープンSSLの表記及び補足事項

  • オープンSSLの表記について(2014年4月24日記事より「OpenSSL」に統一致しました。)当初、「オープンSSL」か「OpenSSL」で迷ったのですが、ボランティア団体がオープンソースとして開発している為、オープンSSLでもいいやという結論になりました。どちらも意味は同じです。
  • OpenSSL日本語サイト(文字化けする場合は、ブラウザの表示からエンコードを自動判別にしてみてください) また「データ暗号化ソフト」ではなく「データ通信暗号化」であるとしているサイトも見かけますが確かにプロトコルという通信手段の一部である事から分からない訳ではないのですが、一般ユーザーからしてみればそこまで詳しくないですし、情報が正確に伝われば良いと思います。
    SSL表記で統一するのは問題ですが、使用サイトが危険か危険じゃないかが分かれば良い話です。
    プロトコルとは(IT用語辞典より)
  • 今後一番注意しなければいけない事
    暗号化ソフトの不具合が大規模に発生した事により、今後パスワード変更に関する迷惑メールなどが増えると思われます。

    【例】「弊社サイトがこのたび発生致しました暗号化の不具合により・・・中略・・・至急下記アドレスよりパスワード変更をおねがい致します・・・」とか、ご自分が現在使用しているSSL対応のサイトを確認、もしくは問い合わせの上、迷惑メールやサイトの誘導には引っかからない様に気を付けてください。

    しっかりした所は対応済みかどうかなど必ず教えてくれます。

Pocket

WindowsXP「最終パッチ」を提供後サポート終了

2014年4月9日にWindowsXPとOffice2003がサポート対象から外れました。

マイクロソフト(以下MS)は、今回の「最終パッチ(不具合修正ソフト)」を提供後、今後、XP等のサポート外ソフトについてこの先どんな「最悪な不具合」が起きても対応しない事になります。

なお、こちらで暫定的な対応策のMicrosoft Fix it 51010「RTFを開いたり編集をできなくする」を適応した方は最終パッチ適用後Microsoft Fix it 51011「上記の修正を元に戻す」の適用を勧めている様です。

存在の大きさと影響の大きさ

今回、XPサポート終了がメディアで大きく報じられましたが、たかがOSサポートの終了でここまでニュースになるなんて事は過去のWindowsバージョンでは記憶にありません。

それだけ浸透してしまったOSであり、特に中小企業や官公庁など対応が遅れている、もしくは使い続ける所もある様なので影響が懸念されています。

今後XPの脆弱性が明らかになった場合、MSは当然サポート外とし、なんの脆弱性かも明らかにしないそうなので、影響が出るのが「一週間後か」「一ヶ月後か」検討もつきませんが、ネットに繋いでいる限りなんらかの影響は必ず現れるはずです。

また、ネットに繋いでいなくてもメディア間(USB)などで思わぬ落とし穴に引っかかる可能性も否定できません。

参考リンク

・WindowsXP「最終パッチ」公開へ(ITPROより)

・2014年前半にサポート対象外となる製品(MSサポートサイトより)

Pocket

タブレットもあったXPサポート終了カウントダウンヘ

WindowsXPもついに2014年4月8日までのサポートとなり、2001年からの永きサポートから完全に打ち切られます。

とはいえ、企業すべてが移行できる訳でもなく、XPを使い続けるという現状があります。
(どうするんでしょうかマイクロソフトは)

XP発表時期を振り返る

wpc2001xp

管理人がPC EXPOに行った時の画像ですが、XPもタブレットPCあったんですよ。

今ではスマホやアップルにシェアを奪われ、一部オフィスをスマホ用に無償提供する時代になりましたが、天下のゲイツ氏もここまでは読めなかったのかも知れません。

唯一アップルの故ジョブズ氏はタブレット時代を読んでいたのかも知れませんが、今となってはわかりません。

foma2001

大体同じ時期に発表になっていたのがFOMA携帯です。

当時は画期的でしたが、今の20代スマホ世代に聞いてもたぶん知らないでしょう。

速いサイクル読めるか次世代

容易に推測できるのはグーグルグラスなどのウェアラブルコンピュータですが定着するかは別問題です。

スマホも今は流れに乗っていますが、料金体系からガラゲーに戻るユーザーも増えていると聞いています。

*****     まとめ     *****
  • 100%の切り替えは無理な話
    XPは軽さや使い勝手の面から、オフィス関係や一般ユーザーにかなり浸透してきました。
    ですので、MSが警告しようが使える内はXPというOSは残って行くと思います。
  • 今後のオフィス背景
    パソコンは無くならないでしょうが、形態がタッチ系などにシフトしていくかも知れません。
    10年以上前のOSであるXPが平気で現役である所から、10年後はWindows8あたりが良い所じゃないでしょうか。
    (2023年まで延長サポート)その前に、Windows9なんて発表していそうですけど。(発表されたのはWindows10でしたね)
  • 使えるか使えないか
    1年先も難しい時代に、10年先を予想する人は世界に数人いるかどうかでしょう。
    一般ユーザーからみれば「今なにが使えるか」が大事で10年先に興味はありますが、現状でははっきり言ってどうでも良い事です。
    遅れをとるのは企業にはダメージですが、ほとんどの一般ユーザーは意識せず使用していますのでこのズレをどう解消していくかがどの時代も最大の課題だと思っています。
Pocket

WordPressのデメリットを書いてみる

現在、企業も個人もこぞって使い始めているのがWordPressになります。

なぜ良いのか?

「HTMLなど知識がほとんどいらない」「デザインが綺麗」などメリットが数々あり、WordPressでなきゃダメと書いている人もいるようです。

しかし、なんにでもメリットがあればデメリットがつきものです。

画期的なシステムですが、デメリットを挙げているサイトはあまり見かけませんので浅いWordPressの体験談からデメリットを書いてみたいと思います。

記事を書くにあたって前提にしておきたいのは、管理人はWordPressが嫌いな訳ではありません。
その辺を誤解のないようお願い致します。

では本題です

メリットは数多くあるので、デメリット主体で書いていきます。

  • 管理画面は日本語でも基本英語である
    これは、WordPressが立ち上がってまだ10年あまりと歴史が浅い為、仕方ないと言えばそれまでですが、
    修正のバージョンアップはひっきりなしに行っているのでゆずっても良い所かもしれません。
  • テーマ(テンプレート)や、プラグイン選びは慎重に
    WordPressの世界人口は相当なものらしいですが、基本英語な為、気をつけないとウイルスを食らう可能性は否定できません。
    WordPress公式サイトから入手するか、有名サイトからの入手をお勧めします。
  • 大幅なカスタマイズは素人には敷居が高い
    普通にブログとして書きこむだけなら平気でしょう。少しであればブログをカスタマイズしてる方ならなんなくこなすでしょうが、レイアウト変更などの大幅なものにはやはりそれなりの知識が必要です。
  • アップデートが必須である
    無料ブログなどや、HTMLとCSSだけで組んだホームページなどは一定期間更新しなくても情報は古いままですが影響はありません。
    しかし、WordPressは絶えずバージョンアップしておりプラグインもその対象となります。
    個人でのんびり更新したい方は向いていないかもしれません。
  • 複雑なサイト構造には向いていない
    基本ブログがベースですので、企業などのサイト構築ももちろん可能ですがサイトのページごとにレイアウトが極端に違い構造が複雑なものはあまり向いてないかもしれません。
  • サーバーに負荷がかかる
    WordPressらしきサイトを見たときに、なんか重いと感じた事はないでしょうか? 動作条件に、MySQLやPHPを使用しなければならない為 運用サーバーに負荷がかかります。
    過大な負荷をかけられた為、サーバー側からアクセスを制限されたという記事も見かけました。
    趣味レベルなら問題ないですが、企業などでサイトを構築する場合は安定したサーバーが求められます。

デメリットはこんな感じですが、ここのデザインはこうしたいとか カスタマイズに凝ってくると最低限の知識は必要です。

少しであればブログをカスタマイズしてる方ならなんなくこなすでしょうが、レイアウト変更などの大幅なものにはやはりそれなりの知識が必要です。

ネットではあふれるほど情報紹介されていますので情報源としても良いですが、自分にあった専門書を手元に置いておくのも良い勉強です。

ちなみに、最低限カスタマイズに必要な知識として 「HTML」 「CSS」 など、ホームページやブログをソースレベルで触っていれば問題ないでしょう。

「PHP」はサーバー上で動く言語になり、レイアウトの細かな変更には必須かと。

「FTP」 はホームページを構築されていれば問題ないでしょう。
サーバー言語であるPHPをアップロードしたりするのに必要なツールです。

無理・・・と感じた方でも無料でWordPressを経験する事は可能です。

下記、参照リンクでも紹介されていますが、WordPressには2種類あります。

WordPress.com(日本語)

機能紹介(日本語)基本無料で、ブログを書くだけなら充分です。ただし、アフィリエイトは禁止とされています。

管理人のテストサイト(WordPress.com版)

ワードプレスコム

WordPress.org(日本語)

条件を満たしたレンタルサーバーを借りて運用する方法です。
無料でも条件を満たすサーバー幾つかあり、有料のレンタルサーバーを借りずに、無料サーバーでつくって試してみるのも良いかと思います。

管理人のテストサイト(WordPress.org版)

テストWPカスタム

借りた無料レンタルサーバー(freeweb(フリーウェブ))

ここは登録にフリーメールは禁止です。(無料にしては高機能です)

WordPressの簡単インストールに対応しています。

対応はメールのみですが、迅速に返答が返ってきます。

なお、WordPress.comWordPress.org管理会社は同じです。

COMのほうはORGの簡易版と思って良いと思います。

簡単にブログだけ書きたいと言う方はWordPress.comで複雑なカスタマイズをやってみたいと言う方はWordPress.orgで良いと思います。 *上記、管理人のテストサイトは変更、削除する可能性があります。

参考リンク

Webデザインレシピより

初めてWordPressを使ってみようという人の為の予備知識

*****     まとめ     *****

  • 浅い知識の中デメリットを書いてきましたが、メリットを活かせば綺麗なサイトになるでしょう。
  • 無料ブログでいいやと言う方は無理にWordPressを使う必要はないと思います。
    無料ブログやHTMLとCSSで構築した従来のサイトでも素晴らしいサイトはまだまだ沢山ありますし、逆にそちらの方が効率が良い場合があります。
  • ご自分の使い勝手が良い環境がベストだと思っていますし、要は使い分けが重要だと思います。
Pocket

CSS 検証サービスを使ってみた

ブログをアップしているだけだとなかなか気づきませんがブログであれ、ホームページであれ「プログラム」ですので
バグ(不具合)は存在します。

今回は、W3CCSSを検証してくれる無償サイトを紹介したいと思います。
(ご存じの方はスルーして頂いてかまいません)

では本題です

HTMLとCSSの分離が当たり前になってきて10年くらいですか・・・管理人がつくった昔のサイトや、
当ブログでも当たり前の様に非推奨タグと呼ばれるものを使っています。

今回紹介のサイトは、CSSが分かる方や、ブログでカスタマイズしている方は検証してみると参考になると思います。

ちなみに管理人はCSSエラーだけで8個検出されましたが動いているから今のところ修正はパスです。

最大手の通販サイトなどでも試してみましたが数百個検出されました。

このサイトは、修正の目安と、エラーが出てサイト動作に不具合が続く様なら確認してみて
修正対象にするかどうかのチェック機能が目的だと思います。

元々は開発者向けにつくられたものだと思いますが、W3Cが提供している無料のものですので気のなる方はジャンジャン使って良いと思います。

また、参考リンクにはHTML5とCSSのチェックが可能な統合検証サービスも載せてあります。

あわせて利用すればどこが悪いか分かる方には重宝します。

W3C CSS検証サービス

CSS検証サービス

日本語に対応していますが、元々はむこうのものなので翻訳した感じが微妙なニュアンスですが問題ありません。

参考リンク

・W3C CSS検証サービス(CSSのみ)

・Unicorn - W3C 統合検証サービス(HTML5とCSSのチェックが可能)

Pocket

セキュリティベンダーが警告「XP終了後の問題」

今回はサポート終了が近いWindowsXP唯一の助け船???であるセキュリティベンダーの手厳しい一面を書いてみたいと思います。

では本題です

WindowsXP(以下XP)もいよいよサポート期限がせまりマイクロソフト(以下MS)だけではなく、セキュリティベンダーもピリピリしてきた模様です。セキュリティベンダーとは(IT用語辞典バイナリより)

セキュリティベンダーの対応

XPが終了後もほとんどのメーカーが一定期間サポートを約束しており、MSのMicrosoft Security Essentialsも例外ではないようです。

しかし気をつけて頂きたいのは、参考リンクにも書いてありますがセキュリティベンダーが対応できるのは、ウイルスの外部侵入監視をする事が精いっぱいで、サポートの終わった後、崩れ去るパソコンの面倒まで見きれないと警告してます。

それはそうでしょう、MSからのセキュリティパッチが配布されなくなると言う事は家で例えれば、管理人の居ないマンションや、メンテナンス業者が去った見捨てられた家(パソコン)となります。

外からの攻撃を受け放題で、穴だらけになって警備員(セキュリティソフト)が居ても直してくれる人が居ない状態になる訳です。

セキュリティベンダーは間に合わないと言うのは怠慢と最後に厳しく述べています。

MSの対応

これは当ブログ記事「WindowsXPを使い続けて平気なのか」も参考にしてほしいのですが、元々XP自体サポートがこんなに長くなかったはずなのです。

WindowsVista開発の遅れからの苦渋の延期サポートだったと思います。

MSはXPサポート打ち切り宣言から、多方面で移行サポートを行ってきました。

それが不十分だったと言えばそれまでですが、十年以上も現役で活躍してきており、MS側でセキュリティパッチを公開しつつもXPのソフトウェア側がすでに限界だったのかもしれません。

MSを擁護するつもりはありませんが、Windows7以降はセキュリティーが確かに強固になりました。
(Windows7はXPの10倍と言われています)

セキュリティベンダーの対応(一部)

・トレンドマイクロ(サポート終了後のウイルスバスターの対応)

・Microsoft Security Essentialsも2015年7月14日まで提供(窓の杜ニュースより)

参考リンク

・セキュリティベンダーが警告「XP終了後の問題」(ITPROより)

*****     まとめ     *****
  • 個人レベルでそれでも使うと言う方
    セキュリティには充分に気をつけて、サポート終了後ウイルスの温床にならない様に気をつけてください。
  • 企業レベルで移行が間に合わない方
    コスト面や、独自開発問題など色々抱えているとは思いますが、アンチウイルスソフトのサポートが続いても限界はあります。
    パソコンソフトの脆弱が大きくならない内に移行の前倒しをお勧めします。
    ネットに繋がっていると、思わぬ所で顧客に迷惑をかけたりしかねません。
Pocket

WindowsXPから乗り換える際のハードルとは

WindowsXPのサポート期間も残り2カ月あまりとなり乗り換えのニュースやキャンペーンをあちこちで見かける様になりました。

管理人も乗り換えて1年あまりですが、移行の際に苦労した事を絞り込み書いてみたいと思います。

では本題です

メール移行問題

Outlook Express(OE)をメインで使っていましたが、Windows7以降ではサポートしていません。

そもそもOE自体Ver6でサポートは終了していましたので後継とされているWindowsLiveメールをとりあえず使ってみました。

ファイル管理の違い

アカウント(メールアドレス情報など)が一括管理であれば面倒がないのですが、WindowsLiveメールを含め、最近のメーラーはアカウントひとつに対して管理ファイルがひとつづつありますので、アカウント情報が複数あるとそれだけ設定やファイル数が増えるので大変です。

なおかつ、移行の際に発生したエンコードによる文字化けが深刻で、文字化けした大事なメールをXPのパソコンから転送し直すというばかばかしい作業に追われ時間をつぶしてしまいました。

ルールの問題

これは適用していればの話ですが、要はメールの振り分け作業です。
(重要なメールがひとつの受信箱に溜まり、大事な情報を逃さない為の設定になります)

OEはルール作成ができるのに、バックアップに対応していないという訳のわからない仕様になっています。

バックアップしたい場合はマイクロソフトサポートでも説明が公開されていますが、レジストリを触る必要があります。

管理人もバックアップを取っていましたが、レジストリを触る際は細心の注意が必要で、なおかつ、バックアップしたルールが新しい環境に適用される保証はありません。 (注意点として、レジストリを触った事によるPCの不具合は自己責任です)

ルール関連リンク

・マイクロソフトサポートより

・Outlook Expressのルールバックアップ方法(@IT:Windows TIPSより)

そんなこんなで、現在はファイルを一括管理できるメーラーを使用しています。

外付けHDDの管理者権限問題

当ブログでも「Windows7にWindowsXPで使用した外付けHDDを使う」で紹介しましたがセキュリティが強化された分、管理者権限も厳しくなりました。

良い事ですが、外付けHDDの管理者権限には最初戸惑いました。

なお、エクスプローラーがたまに落ちるのはどうやらバグ(不具合)の様で今回の件とは関係ないようです。(迷惑な話ですが)

旧式ハード・ソフトのドライバー問題

こちらも当ブログ記事「Windows7ProでLBP-350を動作させる」「ホームページビルダーをwindows7で動かす」などで紹介してきました。

使用環境にもよりますが、よほど古いOS(Windows98とか)でなく、WindowsXPのドライバーが提供されていればどうにか動いてくれると思います。

参考サイト

・サポート終了まで70日を切るWindowsXPと継続利用のリスク(マイナビニュースより)

*****     まとめ     *****
  • メールの問題
    無料のもの、有料のものと色々ありますが、OEなど使用している場合は無難にWindowsLiveメールで良いと思います。
    MojillaFirefoxで有名な「Thunderbird(サンダーバード)」も人気がありますが管理するファイル形式が違う為、
    OEだけしか使用経験がないとなれるまで時間が必要かも知れません。

    メーラーはセキュリティー強度が高くても、ユーザー側に問題があればどれを使用しても同じですので、自分にとって使いやすいものをお勧めします。
    (エンコードによる文字化けは、どのメーラーでもおこる可能性があります)
    また、Webメールをメインで使用していれば、移行後も問題は生じない為こちらをメインで使用される方も少なくない様です。

  • 外付けHDDの問題
    使用していなければ問題はありません。また、USBメモリは管理者権限変更の必要はありません。
  • ハード・ソフトのドライバーの問題
    よほど古いものを使用していなければ問題ないと思います。XPのドライバーでほぼ代用は効きます。

WindowsXPからの乗り換えはマイクロソフトのサポートが他のOSと比べ長かった為に個人、法人も含め、今後もかなり問題となってくると思います。

Pocket

難しすぎる「著作権」

著作権の本などを読んだ事がありますが、あれもダメこれもダメでとにかく素人には分かりづらいです。

しかし、Web運営者(ブログ含む)として、管理人も含め「知らない」ではちょっとまずいので、素人なりに書いていきたいと思います。法律に関しては素人ですので、流して読んで頂けるとありがたいです。

まじめにとらえて、トラブルになっても責任は負いかねますのであらかじめご了承ください。

では本題です

そもそも著作権とは

小説や論文、音楽や絵画、学術的な図表や図形、写真、プログラムの保護などが例として挙げられています。

他人がせっせと労力をかけて創ったものを、簡単に真似されたりするのを保護するのが主な目的です。

著作権もインターネットの普及に伴い複雑化していき、どれが事実なのか分からない状態なのも現実ではないでしょうか。

文章のコピペ(コピー&ペースト)は良いのか

文書の全文コピペは当然NG、引用はOK(情報源を明確に)
当然ですが、ライターが書いた記事を全文真似なんかしたら出版社に訴えられます。

これはブログなどでも同じですが、文書に関しては事例も多くありますので気をつけましょう。

サイトのリンクは良いのか

これは基本OKでしょう
Webサイトの中には承諾をしてからと言う所もたまに見かけますが、だったら公開なんかしないでくださいと言いたいです。

ただ、リンクする側から書くと「どこのサイト」からを明確にしてあげると訪問者からも安心感は持たれるでしょう。

画像の公開はOKか

当サイトでも文章の補足として画像公開をしていますが、トリミング(画像の一部切り出し)は微妙なラインです。

リサイズも変更の為似たようなものですが、特にアフィリエイトのバナーを変更してしまうと
提携違反ですのでご注意ください。

トリミングやリサイズに関しては侵害になる可能性があり、おそらく「同一性保持権」というものが適用される可能性があるらしいです。

著作者の意に沿わない表現が施されることによる精神的苦痛から救済するため

(ウィキペディア-同一性保持権より)

しかし、例外も多く認められており、私的な改変行為はこの著作権を侵害しないという見方もある様です。

ただし、よほど原形を留めないまで改良してしまうなどの悪質性があると侵害にあたる事になると思いますので、そこは気をつけて行くしかない様です。

この同一性保持権でニュースになった事例を今まで見かけませんので、著作者の表現意思と相違なければまず問題ないと思っています。

この著作権で注意が及ぶとしたら、国内ほぼすべてのサイトが侵害の対象になると思います。

結局どっちなんだと言われると、どのサイトでも「侵害の可能性があります」くらいしか情報が得られませんので、
公開して数年問題がなければ許容範囲と思って良いんじゃなでしょうか。

また、どうしても心配であれば、サイト規約を読みサイト運営者に確認を取る事をお勧めします。

写真の公開はOKか

載せるものによると思います。

風景やペットの写真なら問題なくOKでしょうが他人の写真や友人の写真となると「肖像権」が発生して、基本その人の許可を取らなくてはいけません。(もしくはモザイクなどの処理をする事です)

芸能人などでは、「肖像権」「パブリシティ権」なるものが発生しますので所属事務所に確認を取る事が必要となります。

経験上、路上ライブのバンドの写真を撮り、WebにUPしようとした時、所属事務所に許可をもらう為連絡したのですが結果NGでした。

そのライブ写真は手元に思い出としてあります。

参考リンク

公益社団法人著作権情報センター(CRIC)

上記、公益社団法人著作権情報センターより(同一性保持権)について

Web Design KOJIKA17(綺麗なデザインのサイトです)

上記、サイトより(著作権について知っておくべき10のこと)

*****     まとめ     *****
  • いちがいに「著作権」と言っても範囲が広すぎて、理解にはなかなか難しいものがあります。
  • ブログなどで、自分の書いた文章しかダメとなると、それはそれでつまらないものになってしまいますので、運営側であるならば、最低限の知識は頭に入れておいた方が無難だと思います。
  • 引用については、どこからの情報なのかを明確に示した上で公開に踏み切ることをお勧めします。
  • 個人的な事ですが、当ブログを含め10数年ホームページなどを公開して来ましたが苦情や、改善などの要請は受けた事はありません。
  • いずれにせよネットに「公開」するということは「全世界」から見えるという事ですので、自分も含め細心の注意をして楽しみたいですね。
Pocket

Googleが日本語ドメイン「.みんな」を提供開始

Googleが1月16日、日本語ドメイン「.みんな」を提供開始すると発表しました。

ドメインとはブログもそうですが、世界中のネットワークでコンピューターを識別する世界に2つとない住所のようなものです。

個人利用も可能との事ですので、「.みんな」とついたドメインであれば覚えやすく、コミュニティーにも幅広く利用できそうです。

一般登録は2014年2月21日からとなっており、先行登録もありそちらはもう始まっています。

早い者勝ちで、なおかつ人気の高いドメインは料金も高い様です。

コミュニティーサイトを作る予定の方はチャンスかも知れません。

関連リンク

・Googleが日本語ドメイン「.みんな」を提供開始(マイナビニュースより)

・Googleキャンペーンサイト「はじめよう.みんな」

Pocket